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住宅ローンの追加融資は可能か?追加融資を受ける方法と注意点を解説!

住宅ローンの追加融資は可能か?追加融資を受ける方法と注意点を解説!

住宅の購入には住宅ローンを利用するのが一般的ですが、金額が足りなかったりリフォームすることになったりなどで、追加融資が必要になることもあります。
しかし、追加融資を受けられるかどうか、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、住宅ローンの追加融資は受けられるのか、返済中に追加融資を受ける方法と注意点について解説します。

住宅ローンの追加融資は受けられるのか

住宅ローンの追加融資は受けられるのか

住宅ローンを返済中でも追加融資は受けられますが、簡単に受けられるわけではありません。
なぜなら、住宅ローンと追加融資は目的が一致していないからです。
金融機関は、目的から外れた融資をおこなえません。
したがって、車の購入費用や教育費用への充当を目的として、住宅ローンを借り入れるのは不可能です。
また、借り入れ先である金融機関が抵当権を設定しているため、ほかの金融機関に融資を依頼しても実現の可能性は低いでしょう。
以上の理由から、追加融資を受けること自体は可能ですが、簡単ではないはずです。
また、追加融資を申し込むタイミングによっても、融資を受けられるかが変わってきます。

タイミング①本審査後の場合

住宅ローンの本審査のあとであれば、借り入れ額の増加が可能です。
ただし、借り入れ金額は、契約者の返済能力や物件の担保としての価値など、さまざまな側面から審査をおこなったうえで決定されています。
そのため、本審査のあとで借り入れ額を増額するためには、もう一度審査を受ける必要があります。
その審査の結果によっては、増額が認められない可能性があることに注意が必要です。
金融機関の再審査を受けるためには、なぜ借り入れ額の増額が必要なのかを説明しなければなりません。
正当な理由がない増額は、原則として認められないからです。
さらに、大幅な増額だと返済能力を疑われて、増額を認めてもらえない可能性が高いでしょう。

タイミング②契約後の場合

住宅ローンの本審査を経て契約を締結したあとは、借り入れ額を変更できません。
なぜなら、住宅ローンを借り入れる場合は、金融機関と金銭消費貸借契約をしているからです。
金銭消費貸借契約は、借り入れ金額と同じ金額を返済する契約であり、この契約を締結したら借り入れ金額に同意したとみなされます。
そのため、返済中に追加融資が必要になった場合は、借り入れ金額の増額ではない方法を選択しなければなりません。

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住宅ローンの返済中に追加融資を受ける方法

住宅ローンの返済中に追加融資を受ける方法

住宅ローンの返済中に借り入れ額を増額してもらうのは難しいものの、追加で融資を受ける方法もあります。
リフォームや増築など住宅に関して、まとまった資金が必要になった場合は、以下の方法を検討してみると良いでしょう。

●リフォームローン
●住宅ローンの借り換え


リフォームローンを借りるか住宅ローンを借り換えれば、住宅ローンの返済中でも資金調達が可能です。

追加融資を受ける方法①リフォームローン

リフォームローンは、住宅のリフォームや改装に特化したローンです。
主に、浴室やキッチンの設備を入れ替える場合や増築する場合などに用いられます。
住宅の価値や居住環境を向上させることが目的であり、借り入れにはリフォーム計画や見積もりが求められます。
さまざまな金融機関がリフォームローンのサービスを提供していますが、収入や信用履歴だけでなく、リフォームの妥当性も審査の対象です。
無担保で借り入れられるため、自宅を担保にする必要がありません。
ただし、金利が高めで借り入れ期間が短いなど、注意しておきたい点もあります。
住宅ローンよりは審査が厳しくありませんが、返済の負担が家計を圧迫する可能性についても考えたほうが良いでしょう。
リフォームローンは住宅ローンとは異なる商品であり、住宅ローンの返済中に新たにローンを組んで追加融資を受けることになります。
リフォームローンを利用して追加融資を受ける場合は、返済のシミュレーションをおこなっておきましょう。

追加融資を受ける方法②住宅ローンの借り換え

住宅ローンの返済中に追加融資が必要になった場合は、借り換えも有効です。
住宅ローンを借り換えるには、借り入れ中のローンの残債を、ほかの金融機関からの借り入れで一括返済する必要があります。
借り入れ金額が増えてしまいますが、より良い条件で借り入れられれば、月々の返済額を減らせるかもしれません。
ただし、手数料や諸経費を含めて、メリットがあるかどうか判断する必要があります。

リフォームローンと住宅ローンの借り換えのどちらを選択するか

リフォームローンの借り入れと住宅ローンの借り換え、どちらが良いのか迷う方もいらっしゃるでしょう。
2つの方法には、どちらを選ぶべきかといった明確な判断基準はありません。
しかし、一般的には住宅ローンの借り換えのほうがメリットが大きいと考えられます。
なぜなら、リフォームローンは住宅ローンよりも金利が高く、返済期間が短い傾向にあるからです。
リフォームローンを借り入れるよりも、リフォーム費用を含んだ住宅ローンを借り換えたほうが、返済額の負担が少なくなるでしょう。
ただし、最終的にどちらを選択するか判断するには、綿密なシミュレーションが求められます。

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住宅ローンの追加融資を受ける場合の注意点

住宅ローンの追加融資を受ける場合の注意点

追加融資を受けるためには、いくつかの注意点があります。
メリットを活かすためには、以下の注意点を押さえておきましょう。

●再度ローン審査を受けなければならない
●借り換えには諸費用が発生する
●借り入れたお金はほかの用途に使えない


返済の負担が重くなるなどの事態を避けるために、注意点をクリアしてから追加融資を受けましょう。

注意点①再度審査を受けなければならない

リフォームローンと住宅ローンの借り換えのどちらを選んでも、再度ローン審査がおこなわれます。
ただし、住宅ローンの借り換えのほうが借り入れ金額が大きいため、より審査が厳しくなります。
契約者の返済能力だけではなく、担保としての住宅の評価も審査対象です。
建物は経年劣化があり、築年数を減るとそれだけ価値が下がるため、希望する額を借り入れられなかったり、借り入れ自体を断られたりする可能性があります。
審査結果によって追加融資が受けられないのは、大きな注意点といえるでしょう。

注意点②借り換えには諸費用が発生する

住宅ローンを借り換えるためには、事務手数料や保証料などの諸費用が発生することも注意点のひとつです。
借り換えの諸費用をすべて合算すると、借り入れ金額が大きくなり、思いのほか高額になるかもしれません。
たとえば、融資手数料が2%に設定されている場合は、3,000万円の借り入れで60万円もの融資手数料が発生します。
ほかの費用も含めるとさらに出費がかさむため、月々の返済額だけでなく借り入れ時に発生する諸費用も含めて、メリットの有無を判断するようにしましょう。

注意点③借り入れたお金はほかの用途に使えない

住宅ローンとして金融機関から借り入れたお金は、住宅以外の用途には使用できません。
もしほかの用途に使用してしまった場合は契約違反とみなされ、ローンの一括返済を求められるおそれもあります。
住宅以外の目的で追加融資が必要であるならば、その目的にあった商品を選ぶ必要があるのです。
たとえば、車を購入したいのであればマイカーローンが利用でき、使用目的が自由に選べるフリーローンもあります。
契約違反とならないように、目的に合わせた融資を受けるように注意しましょう。

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まとめ

一度契約した住宅ローンの借り入れ額は変更できませんが、追加融資を受けることは可能です。
住宅ローンの返済中に追加融資を受ける方法には、リフォームローンと住宅ローンの借り換えがあります。
再度ローン審査を受けなければならなかったり、諸費用が発生したりすることなどの注意点を押さえておきましょう。

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